iPhoneゲームOBS配信をLightningケーブル1本で行う方法ブログ
非常にシンプルな構成で、iPhoneのゲーム配信をMacで行う方法です。様々な機材がありますがLightningケーブル1本をPCに繋ぐだけで、映像・音声を入力することが出来ました。
映像に関しては困ることはありませんが、Macで音が出ないトラブルが多いようなので手順を紹介します。
- 準備するもの
- 仮想オーディオソフトBlackHole
- 配信ソフトOBS Studio
- QuickTime Player
- パソコンはMacを使用しています
- Lightningケーブル
- iPhone
[手順1]BlackHoleのインストール
Windowsと違い、MacではiPhoneの音声を取り込み、配信ソフト(OBS Studio)で出力するためには、少々工夫が必要になります。
キャプチャーデバイスなどを間に使って行う方法もありますが、シンプルな構成にしたいので、仮想オーディオソフトを使って、音声データを取得するようにします。
こちらのサイトにアクセスし、BlackHoleをダウンロードします。BlackHole
メールアドレス・名字・名前の入力が求められます。入力して送信すると、ダウンロード用リンクが送られてくるのでアクセスします。
リンク先では2ch・16ch・64chとソフトを選択できます。どれでも良いですが、パソコンのスペックに余裕があれば、大きいものを使ってみてください。
pkgファイルをダウンロード出来たらインストールしておきましょう。
[手順2]OBS Studioのインストール
こちらのサイトにアクセスし、OBS Studioをダウンロードします。OBS Studio
言わずもがなド定番のOBSをダウンロード・インストールします。
あまりにも有名なソフトなので基本的な使い方は省きますが、後ほどiPhoneの入力方法をお伝えします。
[手順3]iPhoneをMacに接続する
iPhoneは特にキャプチャーデバイスなどを使用しなくても、そのままMacやPCに接続すれば映像を取得することが出来ます。
Lightningケーブルでとりあえずパソコンに接続しましょう。
その際、iPhoneのマナーモードはOFFにして音が出る状態にしておきます。
[手順4]QuickTime Playerで音声を取得する
Macに標準で入っているQuickTime Playerを起動します。
「ファイル」→「新規オーディオ収録」に進みます。「新規ムービー収録」でも構いませんが、映像を取得することでパソコンのスペックによっては負荷がかかってしまうので、オーディオのみ方が安心です。
オーディオ収録の画面が出たら、録音ボタンの右にある矢印をクリックし、先程繋いだiPhoneを選択しましょう。
プレイヤーの音量を上げるのをお忘れなく。ここの音量を上げることで、パソコンからiPhoneの音が流れるようになります。
ここで音が出なかったら、iPhoneのマナーモードがOFFになっているか確認しましょう。
[手順4]仮想サウンドのBlackHoleにiPhoneの音を送る
先ほどインストールしたBlackHoleに音を送る設定をします。
Macのメニューバーにサウンド設定が出ている場合は、ここからBlackHoleを選択できます。
メニューバーにサウンド設定がない場合は、「システム環境設定」→「サウンド」→「出力タブ」からBlackHoleを選択しましょう。
下にある「メニューバーにサウンドを表示」を設定しておくと、前述の設定が可能になるので、頻繁に配信をする人は設定しておくと楽です。
[手順5]OBSにiPhoneの映像と音を取り込む
シーンを作成し、ソースのセッティングをしていきます。
「音声出力キャプチャ」のデバイスを「BlackHole」に設定。 「映像キャプチャデバイス」をiPhoneに設定。 これでとりあえずiPhoneの映像と音を取得できます。忘れないでいてほしいのは、QuickTime PlayerでiPhoneの音を取得しておかないと、ここに反映されないことですね。
外部カメラや外部マイクを使いたい方はそれぞれソースを追加してください。
一番簡単な設定をするとすれば、「映像キャプチャデバイス」に「FaceTime」を設定、「音声入力キャプチャ」に「Macのマイク」を設定すると、Lightningケーブル1本で、iPhoneのゲーム配信画面を作成することが出来ます。